隠居の独り言(309)

かつて日本は世界でも例の無いほどの治安の良い国だった。夜の街を女性が
安心して一人で歩けるのも日本ならではと世界中の人々から賞賛された。
「日本は安全だと信じていた」異国で変わり果てた娘と対面したイギリスの
父親は絶句してその怒りの気持ちを日本と犯人にぶつけた。父親でなくても
異国の人を殺めたのは、どんな理由であれ国際的な日本の評判を堕した事に
変わりなく犯人に対してとても怒りを感じる。報道によると犯人は千葉大
園芸学部を卒業してから就職もしないで親族名義のマンションに住み親から
毎月10数万円の仕送りも受けて28歳にもなるのに自立の体験がまるで無い。
犯人も憎いが甘やかした親は何と考えているのだろうか。苦労を知らないで
育った人間は自己中心で何でも自分の手に入るものと思い込み相手の痛みも
情愛も分からない。何年か前に起きた神奈川の洞窟内の英国女性殺人事件も
犯人は親から貰った豪邸に住みお手伝いさんもいたという。犯人の共通点は
親の甘やかし以外無い!動物でさえ一定の子育てが終われば子供を突き放す。
獅子は千尋の谷へ子を突き落とす、可愛い子には旅をさせ、はその譬えだが
甘やかした親も同罪だと思う。子供に苦労や躾を教える事が真の親の愛情と
感じないのは親としては失格だ。父に対して怖れや恐さが無い、鉄拳を忘れた
父親と優しい躾を忘れた母親が多いのには困ったものだと思うが街を歩いても
小さい子供に親が汚い言葉で怒っている(叱っているのではない)電車の中で
親より子供が座っている(年寄りが来ても席を譲らない)最近の治安の悪さは
無責任な最近の大人の責任だと思う事が多い。イギリス女性を殺害した犯人と
その親は早く出てきて、女性のお父さんに謝りなさい!そして身を持って罪を
償うべきで司法も下手な弁護は止めて厳罰に処す事を望む。日本の恥さらしだ!