隠居の独り言(543)

自分は今年から「後期高齢者被保険者」の一員になったが、その保険の趣旨は
今後高齢者が増えて現役世代の負担が増える現状を何とか緩和しようとういう
システムらしいから、野党の言う一概に悪政とは思わないし若い世代の負担が
軽くなれば、それでいいのではないか。それより医療保険が公務員、上場会社、
一般会社、国民保険と4つもありそれに後期が加わればますます細かくなって
携わる役人も多くなり天下り先も増え役人天国の一翼を担う結果になっている。
野党が後期高齢者保険の廃止を主張するのなら、保険全体の一元化の実現化を
図る案を提唱すべきだ。そもそも庶民に保険の細かいルールはよく分からない。
細かい議論を与野党ともに唾を飛ばして論ずるより、いっそ消費税をUPして
制度をシンプルにしてもらいたい。消費税は国民等しく払う税金だから自分は
最も公平な税法だと思っているが政治家諸君は選挙に絡むと拙いと思っている。
国民も薄々は感じているし、このままでは保険も年金も破綻してしまうことを
みんなが熟知しているのに猫に鈴を付けようとする勇気ある政治家が誰もいない。
最近の福田内閣の支持率は最低という。来年の任期まで持ったとしても衆議院
与党の今の人数は絶対に無理だ。福田内閣の影の薄さは政策がまるで見えない事で
小泉純一郎の「郵政」昔の池田勇人の「所得倍増」田中角栄の「列島改造」など
彼らはいいフレーズを立ち上げた。福田内閣もどうせだめなら今の衆院の体制で
消費税をUPしその後、総選挙をして潔く下野すればいい。上げておけば選挙で
民主党に政権を渡しても本当の意味で将来の日本を考えた政党はどちらだったか
国民は気付くだろう。国家百年の計を持った政治家を国民は待っている。