隠居の独り言(630)

今年の隠居の愚痴も今日が最後だが正直な気持ち、正月が来るのは嬉しくない。
一休宗純禅師の「元旦や冥土の旅の一里塚めでたくもありめでたくもなし」の
句の意味が身に沁みるのは歳を重ねたからで人に限らず宇宙の森羅万象全てが
いつか必ず生命が終わる運命にある。日々の生活の中でまだまだ先のことだと
忘れていても一休禅師は私達にその事をそっと気付かせてくれる。つくづくと
思うのは、一世紀の四分の三の75年を生きた20-21世紀は、人類にとって最も
大きな変革の節目で、それを体験させてもらったのは実にグットタイミングの
時期に生きた事になる。戦争や飢餓も経験したが「終わり良ければ全て良し」
人生の終盤は6人の孫達に囲まれて幸せな日々を過ごしている。来年からの
人生の第4コーナーの直線コースはゴールに辿り着くまで恙なく暮らしたい。
なんだかんだの荒れた干支のネズミは終りだが、来年のウシはその名のように
のんびりと一歩一歩踏みしめながら歩こうと決めている・・
拙いブログを見ていただきありがとうございました。みなさま、良いお年をm(__)m