隠居の独り言(761)

家庭に譬えれば、鳩山由紀夫首相は大黒柱のお父さんにあたる。そのお父さんが
一家のこれから生きていく方針を示さないばかりか、三人仲間のヤンチャ坊主や、
世間知らずの小娘の言いなりになって右往左往しているサマは実にみっともない。
先代が決めた郵政の民間への転換は、事業の限りない無駄を省く効果もあったが
ヤンチャ坊主の意見を丸呑みにして政治を混乱させる。一家を守ってくれる米国と
普天間基地の騒音問題について国家間で約束をしていたのに世間知らずの小娘の
言いなりになって日米関係の信頼という根幹を揺るがしているのは解せない。
お父さんの民主党というのは何なのか?衆議院選挙で圧倒的な支持があったのに
豆粒のような小さな党に掻き回されている現状は投票した選挙民の期待を裏切る。
何を迷うのか?単なる優柔不断なのか?後ろで縄を引く小沢一郎への遠慮なのか?
そもそもこの家庭は破産寸前の一家で、お父さんの月給は僅か30万円位なのに
月々の生活費は80万円をかけているが、残り50万円は借金で賄っている状態だ。
その上、お父さんは子供たちにもっとお金を上げるようとのお言葉だし、休日の
ドライブ高速料金を無料にして、もっと遊びなさいという経済観念は何でしょう?
累積赤字が800万円を超えているのに、どのようにして借金返済をしていくのか、
プロセスも無く緊迫感も無いのは将来が暗くなります。お父さんは名門の出身で
小さい頃から経済的な苦労をしたことが無く、実家から数億円の贈与があっても
気付かなかったというから常識を超えた宇宙人ですね。一家にとって困るのは
借金で首が廻らないのに、お父さんの約束した友愛とかの寄付金を近所の家々に
配って、でも町会役員にもなれず当然顔されるアホらしさはもう止めて下さい。
一家の幸不幸は、お父さん次第なのです!いい加減に物事を決めてください!
「働けど働けど わが暮らしなお楽にならざり じっと手を見る」詩人・啄木は
明治の人だが豊かな平成に生きる私たちを揶揄しているようにも聞こえる。