師走

harimaya2009-12-09

昔は師匠も走るほど忙しい年の瀬だったが
最近は季節感も薄らいで暦だけが先走る。
子供の頃は正月になると「おせち」が出て
普段食べられないご馳走が美味しかったし
父母も休みで凧揚げや双六を家族みんなで
遊んだ思い出は正月ならではのことだった。
現代、何もかも満ち足りた飽食の時代では
子供にとって「お年玉」が最高の楽しみか?
昔の年末の女性は正月の準備のため多忙を極めた。したがって身なりに気配る余裕も
無くなってしまう。「師走女の化粧には山の神も怖れる」という諺があって師走には
怖い山の神さえ恐れるほど女性の顔がひどくなるという。ヤマノカミは女房の卑称で
山の神がヤマノカミを避けるユーモラスな諺も今では死語だろう。外は小春日和(^^♪