隠居の独り言(795)

最近の政治の言葉にマニフェストがあるが、これは議会制民主主義の本場イギリスの
真似らしいが、選挙公約という立派な日本語があるのに安易なカナカナ語を何故使う?
イギリスの政治がそんなに立派なのか?18-19世紀には、地球上のあらゆるところを
植民地化し、有色人種を搾取して自国を反映させ、大戦後もアメリカと組んで戦争を
繰り返した国だ。日本人の、まして政治家がカタカナ語のもてあそびは止めて欲しい。
とくに民主党諸君が得意げにマニフェストと喋るが、内容の方もさらに気に入らない。
国民の歓心を買うような文言ばかりが並んでいるからで、ご機嫌取りとしか映らない。
子供手当て、高校無償化、高速道路無料、農業補償等々、でも財源はどうするのか?
民主党は「予算の無駄の排除などで財源を捻出する」とタンカを切ったが100%無理!
事業仕分けとやらだってテレビを意識した政治ショーで党の人気取り番組に過ぎない。
つまらぬ甘言で票を得るのは国民を愚弄しているし国民も決して騙されてはいけない!
900兆円にも達する借金をどうするのか?目先の事だけで返済の事は口を噤んでいる。
それに夫婦別姓外国人参政権は何を考えているのか日本人の国民感情にそぐわない。
目先だけの国民の素朴な感情に国家のためには迎合しないのが真の政治家ではないか。
国家のためには国民に耐乏生活を強いるのも政治の仕事ではないか。対する自民党
鳩山・小沢の金を政争の具としたいらしいが、だから国民に見放される。金の話しは
いまさら自民党が言わなくても国民は知っている。それよりもガタガタになった財政
外交、国防、医療、雇用、教育などきちんとした定見を示せばおのずと勝利が見える。
野党が突くべきは暗愚なマニフェストなのに・・・