隠居の独り言(1018)

通常国会野田総理は消費税増税の決意を述べた「耳あたりのいい事を言って
国民の歓心を買う政治ではなく選挙が厳しくなるかも知れないが辛いテーマも
理解いただける政治を日本に作れるかの正念場だ」とても立派な発言だと思う。
でも「耳あたりのいい」「国民の歓心を買う」ことを選挙のマニフェストで謳い
前の自民党から政権を取ったのは他ならぬ野田総理含む民主党ではなかったか?
思い出してみるといい「無駄遣いの排除と予算の組み替えで政策を実行します」
耳あたりのいい選挙公約に国民は将来のバラ色の日本像の夢を見させて頂いた。
子供手当、高校授業無償、高速道路無料、年金改革、農業個別保障、雇用対策、
ガソリン税引き下げ、後期高齢者医療費免除・等々・・。野田総理が不退転を
述べる前に民主党マニフェストを撤回し真摯に国民に謝罪すべきではないか。
GNPの2倍以上の国債の借金がある現状なのに出来もしないマニフェスト
夢の詐欺であって本来なら社会保障抑制と増税しなければギリシャの二の舞だ。
原発事故のあおりで春から電力料金も値上がりし、ただでさえ超円高で足腰が
弱っているのにこのうえ消費税UPで経済がどうなるかは小学生でも分かるが
でも当然の成り行きではないか。統計では食料自給率が先進国では最低なのに
食品の廃棄量は世界一という。今までの日本人の贅沢さはバチ当たりの傲慢だ。
「入りを量りて出るを制す」今の日本に格言と実行をしななければ明日は無い。
現在の主たる社会保障は子育て、年金、医療、介護、雇用だが、子供手当廃止
(子供はお金のため生むのではない)共済年金の廃止(公務員共済は高すぎる)
医療保険の一律3割(後期高齢者を含む)介護、雇用は出来るだけ民営にする。
国会議員(地方も含めて)の歳費5割カット(世界一の議員報酬は何なのか)
衆院中選挙区に戻して定員は100人(比例は廃止)参院も同じ100人とする。
借金から逃れるのは超インフレによる通貨下落か、質素な生活する以外にない。
民主党の破綻したマニフェストは砂上の楼閣であり騙された国民も不勉強だが
借金を重ねた自民党にも頭を丸めてもらわなければならない。野田総理大臣殿、
この際、国民の信を問うための総選挙をして建て直すのが筋というものだろう。