隠居の独り言(1046)

日本という家の、お隣の二軒には実に困った人達が住んでいる。一軒のお宅は
頑固なお父さんが亡くなり息子の三代目が跡を継いだが跡目相続の証しとして
長距離弾道ミサイルを発射したが見事に失敗して三代目のメンツは丸つぶれだ。
餓えに苦しむ人民に犠牲を強いて何がミサイルか!一般大衆が哀れでならない。
ミサイルで失敗なら今度は核実験の話しも飛び交うが隣国だけに気が気でない。
一方の日本もお粗末そのもので危機管理の基本は国民に情報をいち早く知らせ
的確な措置を取ることにあるのに発射時から発表までに小一時間も掛かるとは
情けないにもほどがある。仮に本土に向けて飛んできたらと思うとぞっとする。
日本海イージス艦を浮かべ沖縄に迎撃車両を持っていったのは何だったのか?
中には修学旅行を沖縄から北海道に変更した学校もあったが生徒は何と思うか?
何やかやのお騒がせも日本の防衛体制がきちんとしていないからで北朝鮮始め
周辺諸国のお笑い草になっている。要するに国家として正式の軍隊を持たないと
装備はあっても機能しない自衛隊では国を守れない。憲法の問題も国民の意識も
狡猾な周辺諸国に囲まれている危機感を知ろうとしない日本は常識外の国家観だ。
もう一軒のお宅は、戦後半世紀も過ぎたのにソウルの日本大使館の前にいわゆる
慰安婦の碑が立てられた。何時までも戦後は終わらない。誤解と虚構が入り混り
歴史的真実がますます遠のいている気がしてならない。昨年に訪日した大統領は
日本に誠意が無ければ第2第3の像が立つと政府に警告した。これを恫喝という。
史実によれば実際に慰安婦を日本の軍部が強制連行したという証拠は何一つなく
平成5年に一人の韓国人の「証言」だけで当時の河野洋平官房長官が強制連行を
認める談話をしたのが始まりだ。河野洋平の自虐的な弱腰発言が尾を引いている。
自民党政権時代から続く歴史を貶める対韓の姿勢が融和な外交が出来ない原因だ。
兵士と娼婦の間柄はすくなくとも20世紀までの戦時や平時を問わず恒常的であり
今の常識的観点から計るのは無理があり、まして強制連行の資料は見当たらない。
戦後日本を占領したGHQが発した最初の指令文書は女性慰安所の設定だったのを
李明博韓国大統領はご存じだろうか。日韓基本条約の締結で既に両国の請求権は
完全に解決したにも関わらず半世紀も経って従軍慰安婦との歴史的虚構を未だに
日本に交渉に応じるよう迫る韓国の意図は何なのか?その前に竹島を返しなさい!