八重桜

harimaya2012-04-23

今年も楽しませてくれたソメイヨシノの桜も
いつのまにか、すっかり葉桜に変わっている。
でも日本の四季の有難さは次に八重桜が咲き
様々な花の途絶えることのない春爛漫がいい。
春が巡ってくれば桜はいつものように咲くが
しかし昨年は一緒に花見をしたのにこの春は
既にいない人もいる。歳を取れば取るほどに
この思いは募るばかり、春に生まれた自分は
華やかな気持ちの一方で花見れば愁いが漂う。
「年々歳々花相似たり、年々歳々人同じからず」中国唐代の詩人が詠んだ一節は
花が咲き花が散って過ぎゆく春を懐かしむ感傷と人生の無常観が込められている。