隠居の独り言(1075)

大津市で昨年秋にイジメを受けた中学2年の男子生徒が自殺した事件は真に由々しい。
学校や市教委に警察の異例の捜査が入ったが何か月も経って捜査が遅すぎるのでは・
同級生3人が男子生徒の両手を縛り口に粘着テープを付けて暴力を振るったらしいが
それだけで「暴行と殺人未遂」にあたる。同級生3人が14歳未満だったら少年院行き、
14歳以上だったら刑罰適用とされるのが現在の法律で即刻、彼らを処罰すべしと思う。
弱いものいじめは人間の心根の最も醜いもので再発防止には厳罰にするのが処方箋で
イジメの何たるかを知らないから自らの心身で苦痛と恥辱を体験しなければ治らない。
そしてそれらを知っていながら隠蔽策に走り何の処置も行動も起こさなかった担任や
校長はじめ教師たち、無責任な教育委員会の職員等の処分がなくては気が収まらない。
今の先生は生徒を教えるというより友達感覚で威厳が感じられないので生徒や父兄も
平気で先生の悪口をいって舐めている。昔の先生は生徒に対し接し方が厳しかったが
良いものは良い、悪いものは悪いという筋の通った観念があり上の者をたて下の者を
慈しむ儒教の精神に満ちていた。そんな中でもイジメはあったが子供には節度があった。
先生も規律を守らない生徒にビンタが普通だったが今の先生は体罰が禁止されていて
教育現場の崩壊も多く悪い奴への示しがつかない。ある程度の体罰は必要ではないか。
それと昔と違って女の先生が多い。女の先生がいけないというのでなくクラス崩壊など
手に負えない悪いクラスは喝をいれるため強力な男の先生に任せるほうがいいだろう。
子供にとって学校とは学び舎であり友人たちとのラリーの場でもある。楽しいはずの
青春の学び舎がイジメ地獄だったとは何て悲しく誰に救いを求めなくてはならないか。
救いのはずの教師も当たらず障らずに自己保身に走っているのは教育者の資格が無い。
イジメを受けている生徒は誰にも相談できず独りで悩み行き詰って死を選んでしまう。
現実問題としてイジメをうけたら学校なんか行かなくていい。行政も駆け込み寺的な
施設を作るべきだ。自分も子供の頃何度かの引っ越しで新しい学校に行く毎にイジメを
受けたが子供というのは得てしてイジメをしたがるものだ。それを勘案してイジメを
止められなかった教師は責任の重さと命を絶った生徒の苦しみを自らに置き換えよう。
日教組は何をしているのか。根本的な教育制度の見直しと子供のための法改正が必要だ。
学校の説明会で保護者に言われて初めて気が付いて黙とうしたなんて実に恥ずかしい。