亀戸天神

harimaya2013-04-22

藤の名所、亀戸天神では例年にない早さで藤の花が咲き
多くの花見客で賑っている。まさに藤色とはこのことで
藤棚から垂れ下がる花房には見事としか言いようがない。
今年は春先が暖かかったので梅や桜を始め春に咲く花の
殆どが半月から一か月も早く咲いたので季節感が薄らぐ。
藤は例年なら立夏から15月目が見頃とされるが暦では
立夏は5月5日なので一か月も早く咲いたことになる。
花札の4月は「藤にほととぎす」だが旧暦が基なので
新暦に換算すると6月上旬の頃だがそれにしても早い。
早く咲くのも結構だが花の蜜を食料にしている虫や鳥たちは生きるサイクルが狂って
可哀相だ。江戸の歌川広重も「名所江戸百景」で亀戸天神社の錦橋と藤を組み合わせた
錦絵を残しているくらいなので江戸期より藤の名所として多くの人に愛されただろう。
亀戸天神の春先は受験生の神さま、今は藤の花を愛でる神さま、天神さまもお忙しい。
神殿の前で、二礼、二拍手、一礼で拝んできた。