隠居の独り言(1201)

今週週刊新潮の見出しに「みのもんた」の背中が育てた「超馬鹿息子全行状」とある。
古都鎌倉の山あいの17億円を投じて4年前に完成した豪邸の前で息子の事件後に
みのもんたは記者団の会見に臨んだと週刊誌は綴る。そこで思うのはいくら人気者で
TVに出演しているといっても、そういってはなんだがニュースキャスターという職業は
そんなに稼げる商売なのだろうか。報道では民放での一つのニュース番組で数時間を
居合わせて200万円戴けるとか・・いつも思うキャスターの鼻持ちならぬ「したり顔」の
出演料が高額過ぎるのに疑問とともに怒りさえ覚えてくるのは自分だけなのだろうか。
キャスターという職業が秀でた芸の一つであり何年も苦労を重ねて成しえた職業なら
高額の出演料も頷ける。単に司会者に毛の生えた芸能人もどきが世の中を解説して
知ったかぶりに話す番組も番組だがそれを聞かされている視聴者もなめられている。
みのもんたに限らず何人かのキャスターの態度の大きさよ。視聴者は騙されてはならない。
キャスターはどんな場合でも中立的立場で視聴者に物事を伝える職業と思うのだが
人気が出始めると初心を忘れて自己主張を話題に入れる。超豪邸に住んでいながら
一般庶民の目線に立っているという偽りも馬鹿げている。放送局側も視聴率欲しさで
おだてあげて出演料もUPされていく。放送業界も実に地に堕ちたものとつくづく思う。
自分は「みのもんた」の知人でも友人でもないので行状をとやかく言う資格はないが
一般的に子を育てるには世間の優しさ厳しさを教えなければ一人前にならないことは
子育てのイロハであり、親としての責務であるのは言うまでもない。イロハカルタにも
「可愛い子に旅をさせ」があるが親は子供が小さい頃に痛さと苦労を経験させないと
大人になって社会に揉まれて生きる根性が生まれる。こともあろうに、みのもんた
親子で銀座のクラブで高級ブランデーなどを飲み明かしていたとか・・聞いて呆れる。
苦労知らずの子に親の顔で有名学校に通わせ有名放送局に就職させてきちんとした
社会人になれると「みのもんた」が思っていたとしたら彼そのものが社会人失格であり
ニュースキャスターの資格が問われる。この機の職を辞すべきだ。