田植え

harimaya2015-05-14

関東地方は五月になると田植えが盛んだ。
今頃、田植えして秋に収穫する農作業は
何千年も続く日本の農家の伝統仕事だが
農業の基本的な歌も昔から残されている。
「たね蒔き時 知らずば 桃の花にきけ
半ば咲きするおりがまきなり」 桃の花が
半開きの時期が苗代にいいと教えている。
花は季節には正直だから自然の理だろう。
「苗代は 肥えたる土に 風の淀 絶えぬ流れを 受けてこそよし」我々が眺めると
田んぼの稲が風にそよいでいるのは気持ちのいい景色だが、農家の人にとっては
稲はいつもまっすぐ立っているのがいい。風の淀、つまり無風の方が稲に良いとか・
季節に合わせて日本の農業は続いている。何気なく眺める田んぼの奥深さを知る。