harimaya2016-04-28

先日、福島の田舎道に竹林があった。
爽やかな風が竹林を通り気持ちいい。
この季節、タケノコが次々と顔を出す。
タケノコと言えば筍ご飯が美味しいが
小食の自分でもお代わりをしたくなる。
春の旬の和食の代表選手に違いない。
好きな言葉に「破竹の勢い」があるが
若い頃は何もかもががむしゃらだった。
竹の割れ目が真っ直ぐなことから「竹を割ったような性格」の粋な言葉も生まれた。
筍として地上に顔を出してから2,3月で一気に成長し、約70年はそのまま伸びず、
そして一挙に花を咲かせ朽ち果てるという。何という竹の壮絶な生き方なのだろう。
雪の重みにも寒風にも耐え、春を待った竹林にしなやかな強さを見た思いがした。