暮れの仕事

harimaya2016-12-21

世間は年末年始のお休み期間というのに
帽子メーカーは多忙で盆正月も返上する。
毎年の例だけれど、やむをえない職業だ。
年末は春冬物の生産の最終段階に入り
盆の暑い盛りは秋冬物に追われている。
といって繁忙期が終われば仕事が途絶え
当然に職人は収入も無くなるのは辛いが
その分を今稼がねば正月が迎えられない。
以前、問屋がしっかりした頃は製品をストックし受注が絶えるのは考えられなかった。
今や職人の跡継ぎも無く、絶滅危惧種だろう。衣料は農業と違って政府の保護無く
安価な外国製品に押され衰退の一途でMade in Japan絶滅の危機が迫っている。