隠居の独り言(1583)

作家・筒井康隆昭和13年発行の「わかもと本舗、栄養と育児の会」という子供向けの本を
紹介している。しかし当時の子供に役立つ本も、今の大人が読んでも知恵として中々面白い。
「出そうなあくびを止める知恵」大事な会合や授業中にあくびが出そうになって困ってしまう・・
こういう時は舌で上唇をちょっとなめてみよう。なぜか不思議に止まってしまうんだよ。
「しゃっくりを止める知恵」しゃっくりが出てなかなか止まらないときは、食塩をちょっとなめると
2-3分で止まってしまうよ。大匙一杯の砂糖を上を向いて水なしで飲み込んでも止まるよ・・
「寝小便をなおす知恵」寝小便のくせをほんとに直したいと思うなら朝起きた時小便を我慢し、
その我慢するクセを眠っているときのクセにもなるからいつか寝小便のクセも直ってしまう・・
「つまった鼻をとおす知恵」風邪なfどで鼻がつまったとき、長ネギの根元の白いところを剥き
裏側のネバネバしているところを鼻の上にあてるように貼ると鼻がすっきり通るようになるよ・
「やけどした時の知恵」ヤケドをしたらその部分を水につけ15分ほど痛さを感じなくなるまで
冷やし、卵があれば白身だけを取り分けて塗るとヤケドの表面の膜のバイキンが入らない・・
「めりこんだトゲを抜く知恵」刺さったトゲが中々抜けないときがある。こんな時は五円の穴の
開いた部分をトベの頭にくるようにして押さえるとトゲの頭が皮膚から少し出て毛抜きで抜く・
「餃子を焼いた時の知恵」餃子を焼いたらフライパンの底に餃子の裏がくっついてしまった・
フライパンをそのまま濡れた布きんの上に乗せるといい。餃子に隙間ができきれいに取れる・
「落ちたコンタクトレンズを拾う知恵」掃除機も丸い吸い込み口にすっぽりストッキングを被せ
床やカーペットの上を少し浮かせるくらいにして吸えばレンズはストッキングに付いてくる・
まだまだいっぱいあるけれど、子供向けの本でも大人が読むと知恵がついて、ためになる。