隠居の独り言(1617)

新米の出回る季節になり日本食代表のご飯がとても美味しい。戦後、政府は一貫して農家と
農協を助けてきた。今、地方を旅しても農家は立派な家屋に住み、高級車が庭の片隅にある。
戦後の農地改革で前の小作人が地主になり特に都市近郊の農家は濡れ手に粟のご満悦だ。
これも国会議員選挙の票集めの一環だろうが都市住民からみればあまりに不公平過ぎる!
農業の保護は食料自給率というが足りなければ輸入すればいいのであって理由にならない。
自分は戦中戦後の飢餓を体験した一人だが、その惨めは食べられるものなら虫も鳥も草も・・
夜中に作物を盗みに行ったことも・・それでも農家の連中は白い飯を食べ、少年の心は大きく
傷いたものだった。だから今も農家は嫌い。憲法にも生活の公平を謳いながら実際は不公平。
農家だって自助努力で良い製品を作り、売れば生活できるはずで援助することがおかしい!
そのうえ税金で良い思いをしてきた農協などTPPに反対だなんて、ふざけんなと言いたい。
日本は技術立国です。技術屋は国からの援助など無く様々な産業を創り高度成長を遂げた。
なまじ援助は道楽息子をつくるだけ。いま米大統領トランプは来日している。日米間貿易の
話も出るだろうが、いつも農畜産業の日本の関税がネックになる。農業はもっと強くなれ!