隠居の独り言(1625)

2017年、今年も後四日で終わり♪もういくつ寝るとお正月・・子供の頃に歌った歌が蘇える。
自分は1933年生まれで、母の胎内にいた頃、ドイツではナチス党のヒトラーが政権を取り、
アメリカでは親中派ルーズベルト大統領が就任して日米の関係に黒い影を落とし始めた。
日本は満州国の問題で国連を脱退し、世界の孤児になった、その後の経過は言うまでもなく
第二次大戦となり連合軍に負け、止めには原爆まで落とされて地獄の底を体験させられた。
戦争の落し子で産まれた自分は難産だったと聞いた。誕生の1933年は酉年で生涯で年男を
7回経験したけれど12年毎に巡ってくる酉の年男は恐らく今年が最後になるのは必至だろう。
子供の頃から戦争の恐怖、飢餓の苦しさ、貧乏の惨めさ、小僧の苦労などを経験したけれど、
神さまからの運もあって人生の後半は真っ当な暮らしができるようになり、子二人、孫六人に
恵まれ、現在は平凡な人並みの生活を営んでいる。仕事も現役で身体の続く限りは続けたい。
齢を重ねてからの幸せ度は健康、経済、愛情の三つで、その一つも欠けたら幸運の鮮度が
落ちるが、時間は残酷でいずれそうなる。人生が200年もあったら、もっと色々出来るけれど
人間は悪いことばかりするので命は神さまがお許しにならない。人生のターミナルは神さまの
思し召しだが、寿命の許される限り親しい人たちと共に恙無い日々であることを祈っています。
今年もお世話になりました。来る年も宜しくお願い致します。