隠居の独り言 28

ボクの血液はB型だが、男性のB型は性格判断によれば良いのは「ゆったりとした明朗さ」悪いのは「優柔不断」とか・当たらずも遠からじ、自ら主張しない優柔不断は情けない。レストランでメニューを見て、どれかに決めるのか困るのは年中行事で頼んでから別のものにすればよかったなぁとの後悔するので山の神と同じものにするのが世話なくていい。人の思想や信条はよほどのことでもないと変わらないのが普通だが、ボクは小学校時代が生粋の軍国少年で将来は陸軍幼年学校→士官学校→将校コースを夢見て勉強した。ヒトラーが好きで電撃的なヨーロッパ制覇に鳥肌が立った。けれどもドイツが壊滅したときは涙が出るほど悔しかった。ところが戦後アメリカ憎しから一変するのもB型思考だが、大体日本人の信仰心のいい加減さは血液に関係が無い。お正月の初詣は明治神宮伏見稲荷鶴岡八幡宮等々の有名神社は大晦日から元旦まで満員電車なみの大混雑で若いのも神妙な顔して参拝しているが、あれは盛り場での遊びに行くための口実に利用しているのが多いことと聞く。若者の寺社参拝と遊びセットは今も昔も変わらないようで江戸時代から男の遊び場「岡場所」は神社仏閣の傍にあり俗な言葉に「伊勢は津でもつ津は伊勢でもつ」があるように真面目に祈念だけで済ませる男は野暮の骨頂と言われた。厳かな神域から、いきなり俗界に戻る変わり身の早さには、たいしたものだが日本人はあの世に行ったら閻魔様からのお達しで、みんなまとめて地獄の1丁目1番に堕ちるだろう。境内や参道にはお守りやオミクジがあって氏子も無信心も占いのお賽銭を投げて、お願いをすれば叶うと思っている。一神教のキリストやイスラムの世界では考えられない事でどこの聖堂や寺院にもお守りやオミクジなどは売ってない。ましてや岡場所なんて不潔な考えは及びもつかないだろう。お祭りは神社、ご先祖さまは仏教、クリスマスはキリスト教、他にも地蔵、七福神、稲荷、福助、天神、達磨、仙人、占い、招き猫、六曜、十二支、鰯の頭・・山の神まで開運と聞けば、なんでも飛びつく無信心、無節操さにはあきれ果てている。そういえば散歩コースには、祈念堂、神社、稲荷があって習慣的に頭を下げるが、これもB型の典型かもしれない。