2004-09-10から1日間の記事一覧

水上勉

「とび立ちかけて白い腹を夕空に輝かせている一羽もいるかと思えば松の幹の 瘤の一部のように動かずにすくんでいる一羽もいた」これは小説「鴈の寺」の 一節だがこれは実態描写でなく衣笠の禅寺狐峰庵の襖に描かれた墨一色の鴈の群れ。 しかし生きるかのよう…

現代百人一首

こんな面白い試みを某大学では毎年やっている。 今年で17回目を迎えて全国から学生たちが 約六万三千首の歌がよせられたそうな。 今年の短歌の最優秀賞は 「砂浜でただがむしゃらに穴を掘る ただ掘るだけでなぜか楽しい」中一男 忘れられないひと夏のすば…