夏が来れば思い出す。其の四。昭和18年(1943)、日本の敗色がますます濃くなって 都会に住む人たちは空襲の危険から逃れるために地方に疎開が始まった。我が家も 世間に漏れず父が硫黄の炭鉱の会社に勤めていた関係で福島県の白河に疎開した。 汽車で疎開する…
「海の日」に関東の梅雨が明けた。じりじりと 暑い太陽が容赦なくアスファルトジャングルを 照りつける。孫達は夏休みに入ってウキウキの 気分だが、年寄りにとって、これから二ヶ月の 暑い夏が思いやられる。この東京に住み着いて 年経るごと暑さが身に堪え…
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