「うたかたの記」

harimaya2004-06-08

この題名は好きな森鴎外の作品名を私が勝手に無断拝借したものである。
泉下の鴎外に著作権よこせ!と叱られそうで内心ビクビクで書いている。

最近は自分史とか自叙伝といった自分の人生をエッセイ風に書き綴る人が
多くカルチャーセンターの講座などもけっこう人気を集めているそうです。

そのパーソナル・ヒストリーを途中で挫折しないように作家の林真理子さん
が「私のエッセー作法」の中で五つの条件をこう書かれています。

①まず意地悪さ、これは自分を芝居し戯曲化する度胸が必要だから。
②好奇心。足を使ってレパートリーを広げる。
③文章力。これはリズムと起承転結がきちんとついているかどうか。
④自腹を切る。エッセーには元手がかかる。自分に投資をすること。
⑤人に嫌われてもいいやという強さ、権威に対してキバをむく勇気。

なるほどと思うところが多いけれど、あたしなんざぁ落第でしょうねぇ。
所詮自分史なんて自慢話、しかし気軽に書けそうでなかなかに難しいのが
エッセーなのでしょうなぁ。どこまで続くか、あたしにも分かりまへん(ーー;)