江戸の大火

俗に「火事と喧嘩は江戸の華」なんて粋でいなせな江戸っ子の気風
みたいな言葉がありますが果たしてそうなのでしょうか?江戸300年
の間に明暦、お七等々10回のも大火があったそうですが、その度に
再建しそのエネルギーは大したものでした。経済学で言うスクラップ&
ビルド。それは戦後の復活を見るとおり日本人の誇るべき根性なのです。
ヨーロッパなどでは何百年もの間、同じ家が建ち風景があまり変わらない。
その景観や保守性が素晴らしいと感ずる人々が多いと思いますが、それが
文明や経済の沈滞となり外に活を求めて外国に殖民しやがて白人優位の
帝国主義に発展していく過程は「木の文化と石の文化」とは無関係では
ないと思う。火事一つの歴史にも面白さを感じ散歩を楽しんでいます。