小林一茶(1763-1827)

harimaya2004-11-19

今日はチト不謹慎な話しを書いてみる。
「交」とはなにか?あまり深く詮索しないでほしい。
「十五日 晴 夫婦月見 夜三交」
「十六日 晴 十六夜せんと留守 夜三交」
「十七日 晴 通夜大雷 隣旦飯 夜四交」
「十八日 晴 墓参り 夜三交」
何の事か、一茶の日記がえんえんと続く。隣旦飯とは
隣の家から朝飯をご馳走になったということらしい。
一茶は52歳にして初めて28歳の女性と結婚するが
よほど嬉しかったらしく閨の回数まで日記に留めたため
精力絶倫、心身共々頑健な元気な老人だったと思われる。
幼くして母を亡くし15才で柏原から江戸に出て50才まで
放浪しながら俳諧の修業を積んだ苦労人だったが継母や
兄弟と父の遺産を争って相続し故郷に戻って妻帯をした。
トシを取って二度も妻を取り替えたり子供にも恵まれたが
全て夭折し肉親には縁の薄い運命だったようだ。