来年の今月今夜

♪熱海の海岸散歩する、貫一お宮の二人連れ
  共に歩むも今日限り、共に語るも今日限り♪
尾崎紅葉の“金色夜叉”は明治のころの読売新聞連載小説だが
資産家、富山に心動かすお宮に、婚約者の間(ハザマ)貫一は
「いいか、宮さん一月の十七日だ、来年の今月今夜になったらば
 僕の涙で必ず曇らせてみせるから・・」と叫び、お宮を蹴る。
女性がダイヤモンドに目が眩むのは昔も今も変わらない。
昨年から今年にかけてのダイヤブームに亭主も頭を抱える。
話は飛ぶが私も2/11日に熱海の起雲閣でアルフォンソ正田さんのコンサートに
ゲストで招ばれて何曲かラテンを歌いますが、お宮の松にもご挨拶してきます。