童謡

harimaya2005-02-04

♪赤い鳥小鳥なぜなぜ赤い
 赤い実を食べた・・
大正時代の詩人、北原白秋の作詞したこの歌は
今も歌い継がれ老人ホームなどで人々は涙する。
白秋の見た赤い鳥はなんの鳥だろう?赤い実は
なんの実だろう?白秋の詩的感興の幻の鳥なのか。
想像するだに楽しいが今の子供たちは生活の中で
童謡を歌うことが薄れてせいぜい幼稚園か小学校の
低学年あたりまでで、それは親が教えないからだ。
テレビやアニメの歌はよく知っているが、それらは
映像からの仮想の世界のメロディーで母の温もりや
一家団欒の幼児期の情緒あふれる原風景は子守唄や
童謡が大切な要素なのを若いお母さんは忘れている。
老人ホームなどで呆けたお年寄りが童謡を唄ってる。
幼い頃に戻って「二度わらし」になるのは脳の中の
一番深いところで人間性の情緒が蘇っているのだろう。
心の優しい人への出発点の幼児たちに若いお母さん方、
ぜひ抱きしめて子守唄を歌っていただきたいと思う。
切なる願いである。