ベサメムーチョ

昨日は熱海の演奏会でベサメムーチョを歌った。
この歌は何度歌っても素晴らしさは譬えようがない。
太公望は「鮒釣りに始まり鮒釣りに終わる」と言うが
ラテン歌手は「ベサメに始まりベサメでね」と呟く。
その作曲したメキシコのコンスエロ・ベラスケスが
1/22日に家族に見守られて88才の天寿を全うした。
彼女が十代で作曲したと伝えられ時の流れを感ずる。
ラテンファンでなくても誰もが知ってる有名な曲は
「もっとキスして」と官能的に演奏されるのが多いが
実際は、いまわの際に恋人の腕の中で「もっと、
もっと愛して」と叫ぶ、切なくも悲しい別れの歌・・
私もラテンの弾き語りを習った最初の曲だったが
これからも大切に歌っていきたいと思っている。