梅切らぬ馬鹿

harimaya2005-02-28

桜は枝を切ると木の衰弱が進んでよくないが
梅は無駄な枝を切ると花実が付いて良いらしい。
しかし、なにも植物に限った事ではないことで
社会に生きていく過程で無駄を省き大切なものを
剪定することが自らを成長するは言うを待たない。
まして年を重ねて一つ一つの出来ないものは諦めて
決別をしていくのは高度な精神の課題かもしれない。
切ると言う行為、諦めると言う理性は、悲しいように
見えるようだが、自らの運命を静かに受けいれて人生を
磨き完成させていく新しい行為は、また素晴らしい。
梅は自らを節し新しい命に繋げているのを教えてくれる。