感動

年を取ると感受性が薄れ感動することが少なくなると言う。
花、音楽、絵画、夕日、動物、スポーツ等々、日々の暮らしの
小さなことでも感激し涙を流すことは人間に与えられた最高の
「天の贈り物」と言えるが、それをいつまでも保つことが老後の充実の
課題かもしれない。小さな孫がハイハイし、小学生の孫は「ただいま」と
ランドセルを放り出して遊びに行ってしまう。その溌溂さに感動する。
最近、涙腺が弱くなったのかドラマを見ても音楽を聞いても散歩して
野路に咲く小さな花にも、ふとハンカチを使うことが多くとても恥ずかしい。
でもいいじゃないか。感動出来なくなったほうがもっと恥ずかしいのだから。