韓国の方々へ(3)

戦後の朝鮮戦争を経て李承晩政権は一方的に「李ライン」と称してわが国固有の領土である
竹島を武力で占領し灯台や兵舎を築き不法占拠を続けています。その暴挙に対して、日本は
国際司法裁判所に付託することを提議しましたが、韓国側からは、にべなく断ってきました。
もし貴国に正当な理由があるのなら、裁判所で論ずべきだし日本も負ければ島を放棄します。
領土の問題は理屈を越えた国家理念ですが、正々堂々と渡り合ってお互いに決着をしないと
ノドに刺さったトゲは何時までも、しこりとして残り心から相手を信頼することは出来ません。
1965年に締結された日韓基本条約で日本は毎年108億円を10年、計1080億円の無償贈与と、
720億円の長期低金利の経済援助、そして日本が戦前に半島に残してきた資産約1兆35億円
を放棄することも決定されました。当時の換算ですから現在の計算には、あてはまりませんが
(当時の韓国の国家予算は1260億円)日本としては血の滲むような大変な金額でした。
それが最近になって韓国国会で、あの基本条約は無効で謝罪や賠償が足りないと叫ぶ議員が
いるそうですが、国際的な条約の意義や意味をどのように考えていられるのか、何を求めて
いるのか。もっとも日本にも責任があります。半世紀以上も過ぎて政府が謝罪の繰り返しの
贖罪史観では、韓国も強圧的になり日本も自虐的に自信が持てなく教育にも影響が多々です。
インドは独立する時イギリスに私有財産を返しましたしインドネシア独立戦争でオランダに
80万人の命を奪われ逆に賠償金まで払わされました。マレーシアもフィリピンも同様です。
韓国の方々に言いたい。もし日本の存在が無ければ貴国の現在の繁栄はありえたでしょうか。
北朝鮮がいい例です。拉致は困った問題ですが、あの弾圧と貧困さは全体主義の結果であり
日本と国交があったなら環境も整えられて人々の暮らし向きも良くなったに違いありません。
日韓のそれぞれの歴史認識を共通で研究する機関を持てた事はとてもいい事だと思います。
歴史認識は国々によって違うのは当然ですが、それを乗り越えるのが大人の知恵なのです。