ちんちん電車

harimaya2005-05-24

先日、孫たちと久しぶりに都電荒川線に乗った。
運転手が発車ごとに備えられた紐を引っ張って
チンチンと鳴らす音の響きは、なんともいえぬ
気分のいいレトロ調で、ゆったりと電車が走る。
この季節の沿線側には、薔薇の花が植えられて
車窓から手が届くように、赤やピンクが綺麗だ。
現在走る都電は荒川線のみになってしまったが
かつての都内には40系統以上もあったそうで
縦横無尽に活躍していたが、昭和34年頃から
軌道敷内への自動車の乗り入れが自由になって
やがて廃止への道を歩み殺風景な景色に変わる。
地方都市のなかには今も路面電車が走っていて
街の景観に溶け込み、なにかホットするような
気分にさせられる。人と自転車と車が仲良く
共有する都市の未来像を見るような交通機関
都電の復活はどうでしょうか?  石原さん。