弾き語り

harimaya2005-07-05

先日、千葉ギターアンサンブルさんと一緒に
老人ホーム慰問の演奏をさせていただいた。
私のダシモノは「金色夜叉」「湯の町エレジー
などだが、歌も当時の世相を反映したもので
家の事情や貧困などの理由のために心ならずも
自らを売らねばならない女性の悲哀が歌われる。
大正、昭和初期あたりのお生まれのお年寄りは
小さい頃に唄った歌も、明治大正時代の名著を
読まれたことも、封建の慣習のなかで暮らし
純粋に培養されたからか、とても素直に優しく
私たちの演奏を聴いてくださる。至福の時間は
お年寄りよりも、むしろ私たちかも知れない。