稽古

harimaya2005-07-19

夕方になると孫がピアノの稽古を始める。
今の練習曲はモーツアルトソナタだが
子供の弾く音は癖がなく素直に耳に入り
仕事に疲れた夕方の時間には最高の至福だ。
子供は覚えが早くツイ前のポロンポロンが
すっかり曲に仕上がっている。しかも暗譜で!
子供たちは発表会でもアガラズ普段と同じだ。
成長期は心も純粋できれいなのだろうか。
大人、特に年を重ねると物覚えが悪くなり、
一曲の仕上げに何日、何ヶ月も掛かけて、
それとて完成度の満足したものではなく、
いざ鎌倉のときはアガッテ頭が白くなる。
生きてきた雑念の積み重ねが演奏の中にも
反映されて純粋さが失われるのだろうか。
も一度あの頃に戻りたい。