戦争犯罪(1)

西暦1600年、天下覇権の夢を抱いた徳川家康は関が原の戦いで勝利して
負けた石田三成小西行長などA級戦犯として処刑して其の後の江戸幕府
300年の基盤を築いた。歴史が繰り返させるのは常だが大戦後戦争に負けた
日本のリーダーたちが捕らえられ戦争責任を問われて裁判に掛けられたが、
勝者が敗者を裁くのは復讐のリンチ以外のなにものでもない。勝ち負けは
結果であり責任論的裁判をするなら中立国のスイスあたりが行うのが公平で
ルーズベルトスターリンチャーチルヒトラー蒋介石も東条英樹も同罪だ。
ルーズベルトは日本に鉄や石油を禁輸し、締め付けて戦争に持っていったし
チャーチルは負けそうになって渋っていたアメリカの欧州参戦を強烈に促し、
スターリンポーランドに侵攻して大戦を勃発させ、日ソ中立条約を破って
満州に攻め入り60万人の日本兵を抑留し6万人の命を奪った極悪大罪人だ。
東京裁判で「平和に対する罪」や「人道に対する罪」とかよく言えたものだ。
いくら当時が帝国主義の時代といえ戦争を仕掛けたルーズベルトスターリン
チャーチルなど平和の意義を知っているのかと問いたい。しかも民間人への
無差別爆撃や原爆投下を命令したトルーマンは人道の意味を知っているのか。
戦後の朝鮮、ベトナムグレナダ、アフガン、イラク等は平和に対する罪だし
チェチェン文化大革命チベットカンボジア等は人道に対する罪そのものだ。
夏が来れば思い出される一つが戦後処理の際の東京裁判だが矛盾に満ちて
今も納得出来ないのは「勝てば官軍」の倫理と屈辱感からだろう。