郵政国会

郵政民営化は4年前に小泉内閣が出立したときの就任演説の公約だったはずなのに
今になって反対する自民党の議員は政治家の資格がない。勿論思想の自由だから
反対の意思があれば最初から唱えるか党を辞めればいいのであって自民党の長に
小泉純一郎を立てた以上は長の意見に従うのは当たり前の常識以前の問題と思う。
国民の範たる国会議員がそのような体たらくでは子供の教育にも宜しくない。
改めて民営化のメリットを考えてみる。郵便貯金の出口の透明さ(これが政治家の
利権を生んだ)無駄な出費(簡保旅館など)従業員の待遇(公務員優遇性)等々。
もし否決されれば経済に与える影響も少なからずと感じる。せっかく景気の波が
上向きになっているのに、資本市場を支配している外国資本が構造改革の行方を
基準にしているとき、もし失敗すれば日本売りに走り株価は暴落し金利は上昇し
景気に大きな水を差し日本経済は元の冷えた状態に逆戻りだろう。景気が落ち込み
金利が上がれば国債の利子もかさみ結局は私たちの生活にも影響大は避けられない。
国債1%上昇は1兆2000億、そのツケはやがて所得税消費税上昇に繋がっていく。
築き上げた山を崩すのは容易いかも知れないが、再び山を築くのは容易でない。
参院良識の府を信じたい。これから山場を迎える。