里の秋(3)

harimaya2005-09-29

空はあくまで高く風は澄んで心地よく
大地は秋の色に染まって、いい季節だ。
私選の七草はコスモス、キスゲ、ソバ
アオイ、ミズヒキ、ノギク、彼岸花等。
里にはおみなえし(女郎花)の群生が
あちこちに見られる。美女に負けない
美しさから名づけられたとも言われる
この花は万葉の昔、小野頼風に振られ
身投げした女郎の衣が朽ちて花になり
辛い思い出を秘めて咲いているとかで
哀しくも美しいロマンを感じる。
「手にとれば袖さえ匂う女郎花
 この白露に散らまく惜しく」 万葉集より