2005-11-09 隅田川 一日のうちに何度か、仕事に散歩に 隅田川の橋のいくつかを渡っている。 江戸は水の都で、読んで字のごとし、 川口の意味で昔から荒川、隅田川の 沖積層に作られた町で、徳川家康が 秀吉の命令で今の下町は上野、神田 あたりの山の土を埋めて造成された。 それまでは入り江に一面の葦が密集 する海岸の荒地だったに違いない。 町作りを急ぐためには、水路からの 物資輸送をせねばならず、そのため 縦横無尽の掘割が必要だった。 川を見るごと昔を思いこの地に住んで よかったと、しみじみと述懐する。