雷門から浅草寺の賑やかな商店街は
仲見世だが、その昔吉原の遊郭には
三通りのランクがあって店の構えは
大見世、仲見世、小見世の順になり
顔見世の格子の高さが決められた。
その遊女の資質も教養ある花魁から
下っ端女郎まで厳しい階級があった。
現在では仲見世の名前だけが残って
当時を偲ばせるものはなにも無いが
お土産物屋が統一された電飾看板で
とても美しく、裏側の脇道を見れば
桃山風朱色の軒並みが素晴らしい。
おのぼりさんや外人さんにも好評で
浅草の観光コースの一番のメインに
人出は今も昔も変わらない。
