下駄

harimaya2006-05-25

子供の頃に革靴は履いたことが無い。
せいぜい運動靴があったぐらいで
殆どの子供たちは下駄か草履だった。
外で遊んで帰り道で歩きながら石を
蹴ったり「あした天気にな〜れ」と
言いながら履物を空に投げたりした。
中学生ともなると高下駄を履いて
白くて太い鼻緒が格好良かった。
下駄はもちろん素足がよくて真冬も
それで通した少年時代が懐かしい。
鼻緒が切れてそれがきっかけで恋に
発展した小説もあったし牡丹燈篭
怪談の怖さはカランコロンの下駄の音。
夏の思い出は下駄なしでは語れない。