ラジオ

harimaya2006-06-02

これは江戸資料館に展示されている
戦中戦後の一般家庭の居間らしいが
あの頃のラジオは一番の近代設備で
天井の神棚に近い高い場所に大事に
置かれてあったが放送時間は少なく
朝昼晩の数時間ぐらいしかなかった。
幼い妹は箱の中に人がいると信じて
不思議そうに見ていたのが懐かしい。
終戦の「玉音放送」も高いところで
聞こえてまさに「天上の声」だった。
戦後のエノケンアチャコの番組や
「君の名は」のヒットは、放送中は
人通りも少なく銭湯もガラガラだったと聞く。
S盤アワーでジャズやポピュラーが流れて音楽の世界も
アメリカナイズされて戦後の開放感に満ち溢れていた。
テレビが普及される前のラジオの文化はとても大きい。