辻音楽師

harimaya2006-10-05

上野公園の一角で一人の青い目の外人
辻音楽師が哀しげな旋律を弾いていた。
曲名も分からないし楽器も分からない。
彼の国籍も分からないが秋の日に似合う
音楽は国が違っても共通なのだろうか。
大正琴を横にしたような楽器の弦を弓で
弾きながら合間にボディを叩きリズムを
とっていたが器用な相当の達人と見た。
芸で身を立てるのは運と実力が伴うが
大道芸の音楽家達は無名の人でも芸の
達者な人が多いが楽しくもまた哀しい。
足を止めてしばらく聴き入っていたが
なにか得をした思いでそっと小銭を置いた。