この季節はどこへ行っても桜が美しい。
5代将軍綱吉によって創建されたという
護国寺の本堂は、天空をさえぎるように
下から延びる屋根の形は重厚そのもので
将軍の力量を感じさせられるようだ。
境内の左手には、書院作りの月光殿と
薬師堂が並んでいるが、都会の真ん中で
静寂を味わうにはもってこいの場所だ。
江戸時代がそっくり残されているような
境内にはひっそりと桜の花が舞っていた。
春の華やかさは無くても、時空を超えた
護国寺界隈の散策はいい。裏手のほうには
サンシャインビルが高く聳えているが今昔の風景がマッチングしているようだ。
