時津風部屋

相撲部屋の聖域ともいえる稽古の内容が
晒されようとしている。厳しさは昔から
伝統の一つかも知れないが、その結果が
人の命を奪ってしまったのでは伝統では
済まされない問題だ。息も絶え絶えの
力士に金属バットや木刀を振るって活を
入れるのは稽古ではなく、イジメ以外の
何ものでもない。命の大切を分からない
親方に指導者の資格があるとは思えない。
まして親方のはじめに事件を隠すような発言や行動にはますます不信を覚える。
遺族の叫びにも最初は警察も動かなかったようだがようやく立件する方針らしい。
最近多発するイジメ自殺やリンチ殺人事件は神聖なスポーツのはずの相撲界にまで
広がっている事実はもはや隠しようが無い。相撲を志す若い人も減っていくだろう。
時津風部屋は両国の吉良邸跡のすぐ傍だが大勢の報道陣が朝から詰掛けていた。
朝青龍問題で失墜した協会にまたも水を差した今回の事件は大相撲の凋落の始めか・・