2008-03-18 平等院 平安時代後期の日本では「末法思想」が 広く信じられていた。それは釈迦の死後 2000年に仏法が廃れ、天災地変が続き やがてこの世が滅亡するとういう思想で 平等院が創建された1052年は、まさに 「末法」の元年に当たっていたという。 平安の藤原氏の栄華を極めた藤原道長と その子の関白藤原頼通によって平等院は 建立されたが全体が極楽浄土の姿として 建物と庭の調和は比類なき名作だと思う。 時代が進み21世紀になっても地球温暖化、戦争など「末法思想」は現代も変わらない。 10円硬貨のデザインのモデルにも使われているが昔の人たちの知恵と技術に圧倒される。