2008-03-19 東大寺 大きな奈良の大仏さんを見て思うのは 1250年前に聖武天皇の意図で建立され 国をあげた大規模な建設工事は国費を 浪費され、あげくに大量の銅の鋳造で 森林破壊され付近の山は裸同然になり 後の足尾銅山に見る如く鉱毒で多くの 被害者が続出したに違いなく、天皇の 思惑とは程遠い事実を突き付けた。 歴史的な建造物に何も言う事は無いが 聖武天皇は「それ天下の富を保つのは朕なり、天下の勢を保つのは朕なり」とあり 奥方の光明皇后が医療施設である「施薬院」を設置して慈善を行ったのは有名だが 建立に関った鉱毒患者のためではなかったか、そんな気がして大仏に手を合わせた。