八重桜

美しい春爛漫の風景の主役は桜だが
ソメイヨシノが早春を謳歌した後は
八重桜が「次は私の番」とばかりに
大きな花びらを見せびらかせている。
桜の種類には疎いがソメイヨシノが
乙女なら八重桜は熟女の輝きなのか。
良寛は散る桜、残った桜も散る桜と
詠ったが桜の種類までは分からない。
桜の種類はいくつあっても早咲きや
遅咲きで春の景色を長く演出している。
春の訪れは桜に限らず植物の多くは花を咲かせ、動物たちも活動を活発化させる。
今、新宿御苑では八重桜、ハナミズキ、山吹、コデマリ、ツツジなど百花繚乱だ。
人間のカレンダーは1月からだが彼らにとって今の季節が暦の始まりなのだろう。