皇居東御苑Ⅳ

harimaya2008-05-09

ここは江戸城の大手門で平たく言えば
お城の正面玄関で外部から入る客人は
大門を潜ったところにある同心番所
身元を調べられ登城する大名の供達を
監視した。そこを通った皇居東御苑
当時の江戸城の殆どを網羅していると
言って過言ではない。江戸を偲ぶには
欠かせない存在だ。遠くは大田道潅が
この地を選び徳川家康が後を引き継ぎ
周りに広がる広大な沼地や湿地帯を人海作戦で埋め立てて江戸の基礎を作り上げた。
江戸城が完成したのは家康が江戸に着任してから150年後の家光の時代だったという。
300年近い太平の江戸時代を経て、幕末の最後の将軍となった慶喜が鳥羽伏見の敗戦で
江戸城に帰ったとき、大奥にいた天璋院篤姫と静寛院和宮の二人から厳しく叱責された。
「つわものどもの夢の跡」の江戸城も今は静かな佇まいになって、時が雲のように流れている。
NHK大河ドラマ篤姫」のこれからの筋書きは、この場所が主な舞台となっていく・・