隠居の独り言(533)

大相撲夏場所は大詰めで優勝にかけて後半戦の星のつぶしあいが楽しみだが
今日は大相撲の話ではなくNHKの番組について、もの申したい儀がある。
大相撲期間中は「総合」も「衛星」も「ラジオ第一」も同じ実況放送が流れ
いつものニュース諸々の情報や教育番組などカットされて聞く事が出来ない。
大相撲に限らず野球を始めスポーツの放送時間をどうして多くのチャンネルを
使って同一化するのか一つで充分ではないか、その辺りを知りたいところだが、
そもそも相撲、野球その他諸々の競技は「男のスポーツ」が多く、TVを見る
大半の女性達には番組の評判が芳しくないのをNHKは知っているだろうか。
我が家に集まるオバサン達の話題の一つに「最近のTVはつまんないわねぇ」
今年の大河ドラマ宮崎あおい扮する篤姫の評判がいいのも女性が主だからで
前回の内野聖陽風林火山は男性が主役だったのでイマイチの感じで、前々回の
仲間由紀恵功名が辻は実に視聴率は高かった。朝ドラにしても貫地谷しほり
演じた「ちりとてちん」が良かったのは基を質せば女性の物語だからヒットした。
それだけ女性が社会的にも家の中でも男性を凌ぐ世の中が到来したのだろうか。
ひと昔前の世代では男性が妻子を養い、家の中でもお父さんが大黒柱だったので
TVのチャンネル権もお父さんが握っていたが今では殆どの家に何台もTVがあり、
老若男女がそれぞれの趣味趣向が多様化したので以前のようにスポーツ番組だけを
流せばみんなが喜んでいると思ったら大間違いだ。視聴者にとって、いろいろな
情報を流してもらいたいし、TVの果たす役割は現代では無くてならない生活の
一部で、それだけに情報を発信する報道機関の中心のNHKは責任重大をもっと
痛感してもらいたい。ましてやNHKは少なからずの金額の料金を取っている。
それならそれで、もっと中身の向上を望みたいし番組編成も偏らないで欲しい。
付け加えれば、CO2削減のため以前のように深夜の放映は自粛するべきだし、
政治的には、少し左向きなのが気になっている。