日米開国と同時に米領事館がここに置かれ
タウンゼント・ハリスが米国総領事として
着任したがハリスは着任して早速に日米の
貨幣の交換や裁判権などの下田条約締結に
尽力し日米修好通商条約の調印に成功した。
でも二年後には横浜開港が決まりハリスは
下田の使命を終えて江戸へと去っていく。
ハリスと侍妾「唐人お吉」との黒船哀話は
お吉が17歳の時に心ならずもハリスの家に
侍妾として奉公にあがり、ハリスが去った後は「唐人」という世間の罵声と嘲笑を
浴びながら貧困の中で身をもちくずし、遂には豪雨の夜に川に身を投げてしまう・・
お吉の悲劇は人間の偏見と人の心に潜む愚かさを、身をもって私たちに教えている。
