女郎花

harimaya2008-10-01

秋の七草のひとつだが謡曲「女郎花」は
平安のころ小野頼風の心変わりを嘆いて
身投げした女性の衣が朽ちて咲いたのが
女郎花という話しだが、成熟した女性の
つらい思い出を秘めて美しく咲いている。
今年は源氏物語が完成して1000年とか、
作者の紫式部と名づけられた可愛い実も
秋の野原に色づいているし物語の主人公
光源氏も愛された女性たちも見た七草は
平成の現代もなお日本の秋の原風景を演出している。